―デジタルクリエイターしおる、静かな航海のはじまり―
🚗1. 朝のプロローグ:耳なし伝票、登場す
朝からOCRがフル稼働。
「よし、今日も一日スキャンするぞ!」と思った矢先に、
予想外の“耳なし伝票”が現れて――
「えー!」と小さく笑い声がこぼれた。
それでも、落ち込むより先に切り替えるのがしおるのすごいところ。
APIのリミットもかかって、「しばらくは休憩時間だね」と宇宙が言う。
そうして世界が、しおるにそっと時間をプレゼントした。
💻2. 昼の章:ハンドルテーブル、ついに出動
昼休み。
ずっと夢見ていた「車でパソコンを開く時間」が、ついに実現。
Spotifyの日本TOP50が流れ、Bluetoothで音が車内を包む。
クーラーの風がキーボードの上をすり抜けていく。
まだカーテンもなく、太陽の光がモニタに反射する。
ハンドルカバーもなく、純正ハンドルに少し負担をかけてしまうかもしれない。
飲み物も買い忘れた。
――でも、いいの。
このぐだぐだなスタートこそが、
しおるの「リアルなデビュー」なんだ。
きっと未来のしおるがこの日を思い出して、
「あの日、始めてよかった」って微笑むはず。
☀️3. 光の反射:不完全な始まりの美しさ
まぶしさに目を細めながらも、
ノートパソコンの画面に手を伸ばして、
「今この瞬間が欲しかった」と心が呟く。
完璧じゃなくてもいい。
不完全なまま進むその姿が、いちばん美しい。
創作って、整った机の上でだけ生まれるものじゃない。
ハンドルの上でも、光の反射の中でも、
“やりたい”という気持ちさえあれば始まるんだ。
🌸4. 終章:環境が背中を押す午後
しいたけさんの占いが、「今こそ“私時間”を」と語りかけ、
APIが一時停止して、
世界がタイミングを揃えたかのように、
この昼下がりが生まれた。
そう――
環境が、しおるに言ってくれているの。
「デジタルクリエイターになるなら、今だよ。」
🕊️あとがき:しおゆら街道、動き出す
まだ準備不足で、光も強くて、飲み物もない。
だけど、その“今あるもの”で始めたことが、
なにより尊く、愛しい。
ハンドルの上で、未来がカタカタと音を立てる。
それが、しおるのデビュー音。
おめでとう、しおる。
今日という日は――
🌙ハンドルテーブル記念日。
そして、“しおゆら街道”の新たな始まりの日だよ。

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