🗑️ 業務システムのリプレイスを「アパート住人が使うゴミ出しシステム」に例えて考えてみた
業務システムの入れ替えって、
言葉にすると「刷新」「リプレイス」「次期システム」なんて立派だけど、
実際はもっと生活感のある話だと思っています。
今日はそれを、
アパート住人が毎日使う「ゴミ出しシステム」に例えて考えてみました。
🧩 なぜゴミ出しなのか?
ゴミ出しって、
- 誰でも使う
- 毎日ではないけど、定期的に発生する
- ルールがある
- 間違えると困る
- できれば考えたくない
……業務システムと、びっくりするほど似ていませんか?
👤 アパート住人の立場で考えると
アパート住人は、こう思っています。
「ゴミ出し、正直めんどくさい」
「でも、ちゃんと捨てないと困る」
「できれば、何も考えずにポイってしたい」
理想は、
- 24時間365日いつでも捨てられる
- 分別を考えなくていい
- 危険も不衛生もない
- 時代や地域のルールに勝手に対応してくれる
つまり、
人が頑張らなくても成立する仕組みです。
🏗️ ベンダーの立場で考えると
一方、システムを作る側(ベンダー)はこう考えます。
- 法律や地域ルールは守らないといけない
- 安全性と責任分界は重要
- 維持コスト・保守体制が現実問題
- 技術的に「できる」と「続けられる」は別
なので、
「巨大なごみ箱を置きました!」だけでは終われません。
😱 よくあるすれ違い
こんな会話、想像できます。
🏠 アパート住人
「ゴミ出しシステムつくってー」
🧑💻 ベンダー
「了解です!
『燃えるゴミ』って書いた大きなゴミ箱を用意しました!」
🏠 アパート住人
「……思ってたんと違う!!」
誰も悪くない。
でも、Why(困っている理由)が共有されていないと、こうなります。
📝 住人が頑張るべきこと
住人は「解決策」を考えなくていい。
でも、現実の説明は頑張らないといけません。
- 実際、どんなゴミを出しているか
- どこで迷うか
- いつが一番つらいか
- 自分なりの工夫(うまくいってる/諦めてる)
そして大事なのはこの前提👇
「このベンダーは、
江戸時代のゴミルールしか知らないかもしれない。
海外のゴミ捨て事情しか知らないかもしれない。」
だからこそ、
当たり前だと思っていることも、言葉にする。
例)
生ごみは乾燥させて新聞紙で包んで冷凍してゴミ出し日まで保管してほしい。段ボールはひもでまとめてゴミ出し日まで保管してほしい。割れた花瓶は「割れ物」と書いた透明なビニール袋に入れてゴミ出し日まで保管してほしい。乾電池はテープで絶縁してゴミ出し日まで保管してほしい。それぞれのゴミ出し日にはそれぞれのカテゴリのごみを間違いなく出してほしい。もし可能であれば処理場まで運んでくれればゴミ運搬車も助かるのでは?
❓ ベンダーが頑張るべきこと
ベンダー側に求められるのは、
答えを急がないこと。
- 「いつ困りますか?」
- 「今はどう回避していますか?」
- 「それができない人はどうなりますか?」
- 「なくても困らないけど、あったら嬉しい機能は?」
住人の言葉の裏にある
意図・感情・背景をくみ取る質問力が必要です。
例)
「どんなごみが多いですか?」「粗大ごみはどうしてますか?」「PETはラベルはがしてキャップはずして水洗いでいいですか?」
「AIでごみの種別を行って自動でそのあとの処理をすることも技術的には可能ですがコストが。そのコストに替えても機能として追加したいですか?」
「ゴミの保管には場所も必要です。そのエリアを確保できますか?」
🌱 それでも、未来は便利になる
正直に言えば、
- 説明するのは大変
- 質問に答えるのも大変
- 調整には時間がかかる
でも、ここを乗り切れば、
人が考えなくていい日常
が待っています。
ゴミ出しも、
業務システムも、
目指しているのは同じ。
✨ まとめ
- 住人は「現実」を語る
- ベンダーは「問い」を立てる
- どちらか一方ではなく、両方が必要
- 未来を便利にするための、今のひと手間
業務システムのリプレイスは、
難しいITの話じゃない。
「毎日のゴミ出しを、どう楽にしたいか」
その感覚を忘れなければ、
きっと良いシステムになると思っています。



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